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ジェルネイルを学んでいて、どうも見栄えが悪かったり、持ちが悪いと感じたら、それは「プレパレーション」をしっかりしていないからかも!
プレパレーション(Preparation)とは、翻訳すると「準備」のこと。
ジェルネイルにおいても、プレパレーションは「下準備」の意味で使われています。
このプレパレーションを行うことで、ジェルネイルの密着度が高まり、仕上がりが美しく、長持ちすると言われています。
その手順を含めてわかりやすく解説します。
プレパレーションはジェルネイルのメーカーによっても異なる場合がありますので、事前に確認することをおすすめします。
【用意するアイテム】
エターナル or クリーナー
ワイプ or コットン
エメリーボード or ファイル
プッシャー or ウッドスティック
ニッパー
まずハンドソープなどで手を洗い、エタノールなどを含ませたワイプで、爪を含め、手をまんべんなく消毒します。
エメリーボードなどで爪の形を整えていきます。このとき、エメリーボードは一方向へのみ動かして使います。ノコギリのように押したり引いたり、往復するのはNG。往復してしまうと、爪の表面が先端で薄く剥がれてしまう「二枚爪」の原因になります。
ワイプを巻いたプッシャーで、甘皮や、甘皮の下から生えているルーフスキンを除去します。
甘皮のほか、ささくれなどがあればニッパーでカットしていきましょう。
エタノールなどをワイプに含ませて、爪に残っている脂分・水分、汚れを拭い取ります。これでプレパレーションは終了です。
ジェルネイルでプレパレーションを行う大きな目的として、「リフト」の予防があります。
ジェルネイルのリフトとは、爪からネイルが浮いてしまったり、剥がれること。
このリフトは、プレパレーションをすることによって爪とジェルネイルの密着度を高め、防ぐことができます。
仮に、ジェルネイルにリフトが起きてしまったら、無理に剥がすのは絶対ダメ。自分の爪まで傷めてしまう可能性があります。リセットしたいときには、手順に沿って落としていきましょう。
ネイルと聞くと、華やかに彩られた爪の色合いやデザインにばかり気を取られがちですが、その前の基本的な下準備もとても重要です。
ジェルネイルを学んでいると、プレパレーションでつまずいたり、壁を感じるといった人も多いと聞きます。
爪を美しく彩るだけでなく、長持ちや安全面を考えてジェルネイルを行うことも、また大切な要素。
リフトが起こってしまったときの対処法も含めて、正しい知識と技術はネイルスクールで学ぶことをおすすめします。