Nailn-ネイルン- » ネイルスクールってどうやって選べばいいの? » ネイリストを目指すには
衛生管理の知識も必要

公開日: |更新日:

ネイリストを目指すには
衛生管理の知識も必要

ネイリストに必要な衛生管理とは

サロン内の換気

ニオイが強い「ポリッシュ」や「溶剤」を使用すると、ニオイに敏感な人は気分が悪くなったり、頭痛がしたりする可能性があります。空気清浄機やサーキュレーターを稼働してサロン内を換気してください。扉を開けておくのもいいでしょう。次亜塩素酸水を噴霧する「ディフューザー」を導入しているサロンもあるようです。

ジェルネイルをはがすときに、「ネイルダスト」と呼ばれる細かいホコリが発生します。ネイルダストが舞い散らないよう「集塵機」を使用しているサロンも多いようです。施術が終わったあとは、掃除機をかけてサロン内のホコリをしっかり取り除いてください。

手指の消毒

コロナ禍でみなさん気をつけていると思いますが、感染対策のため、手指の消毒は忘れずにおこないましょう。汚れた手で指先を触られるのは嫌なものです。ネイリストとしての信頼をなくしてしまうかもしれません。甘皮はデリケートな部分。そこを傷つけてしまうと、炎症を起こす可能性があります。施術前後の消毒は必ずおこなうようにしましょう。

何度も消毒をしていると肌が乾燥して荒れてしまいます。手肌の乾燥を防ぐために保湿成分が配合された消毒液を使用するとお客さんに喜ばれます。

ネイル道具の消毒

手指だけではありません。ネイル道具も消毒してください。炎症などのリスクを軽減するためだけではなく、きちんと手入れをしていれば道具も長持ちします。甘皮を切るニッパー、プッシャー、ウッドスティックは念入りに。ネイル道具の消毒は、専用の消毒液で使用前後におこないます。

ネイル道具の定期点検

ネイル道具は定期的に点検しておきましょう。チェックポイントは以下のとおりです。

  • ポリッシュのふたが空いて中身が気化していないか
  • 硬化用ライトの光る部分が割れていないか
  • 筆がカチカチに硬化していないか など

ネイル道具の保管も重要です。保管方法を間違えると、道具が使えなくなる可能性もあります。基本的な保管方法は、冷暗所での保管。直射日光の当たる場所やジメジメした場所を避けてネイル道具を保管するようにしましょう。

「衛生管理士」という資格がある

ネイルサロン衛生管理士を取得する目的は、JNA(NPO法人日本ネイリスト協会)が定める「ネイルサロンにおける衛生管理自主基準」に基づき、正しい衛生管理の知識を身につけ実行できることです。

ネイルサロンを利用する人にとっても衛生管理士が在籍しているサロンであれば、安心して利用することができるでしょう。サロンにおいてもイメージアップや集客アップに繋がります。ネイリストになる上で必須の資格ではありませんが、ネイルサロン衛生管理士は、独立や開業を検討している人はもちろん、就職にも有利になる資格です。

>>ネイルサロン衛生管理士とは?こちらもチェック

衛生管理の知識があれば独立・開業、就職にも有利

ネイリストに必要な衛生管理は、サロン内の換気や手指の消毒、ネイル道具の消毒、ネイル道具の定期点検です。必須ではありませんが、JNA(NPO法人日本ネイリスト協会)が設けている「ネイルサロン衛生管理士」の資格を取得しておくと、独立や開業を検討している人やネイルサロンに就職したい人にとって有利でしょう。衛生管理士が在籍しているサロンはイメージアップにもなります。ネイリストを目指している人は資格取得も視野に入れてみてはいかがでしょうか。