公開日: |更新日:
ここでは、一般的なネイリストの一日の流れをご紹介します。ネイリストを目指している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
一般的なネイルサロンの営業時間は午前9時から午後9時まで。客層や立地、オーナーの経営方針などによって営業時間が異なりますが、基本的にはこの営業時間をベースに、スタッフ同士でシフトを組んで働くことになります。
開店前や閉店後の仕事も含め、正社員ネイリストの勤務時間は、休憩時間も入れて8時間ほど。パート・アルバイトのネイリストは、「1日○時間」や「月・水のみ」など、自分の都合とサロンの都合を調整して働くことになります。
お客さんは土曜や日曜などに来店することが多いため、それに対応する形で、どうしてもネイリストは土日出勤になることが多め。休日の日数は「週休2日」だったり「月6日」だったり、サロンによって様々ですが、基本的には平日休みになることが多いようです。
また、お客さんの予約がたくさん入っている日などには、勤務時間中に雑務や事務処理などをできないこともあるため、やむを得ず残業をすることもあります。新人の間は、勤務時間後にサロンに残って練習している人も少なくありません。
お客さんが気持ちよく施術を受けられるよう、サロン内の清掃をしっかりと行います。床やテーブルはもちろんのこと、ネイル用具にも汚れが残っていないかどうか、細かくチェックを行います。複数のスタッフがいる場合には、朝礼や当日の予約の確認を行うこともあります。
清掃や打合せを終えたら、施術に必要な用具を適切な場所にセットし、音楽やアロマなどをスタートさせて準備完了です。
お客さんが来店したら、希望の仕上がりイメージを共有するために、まずはカウンセリングを行います。その後、爪の健康状態をチェックし、施術へと入ります。
詳しくは後述しますが、施術の種類は大きく分けて「ネイルケア」「カラーリング」「ネイルアート」の3種類。お客さんが希望する施術を行ったのち、会計を済ませて見送りをします。
お客さんの来店がない時間帯は、発注などの事務作業や見本チップの制作などを行っています。
当日のレジ締めと売上確認、ネイル用具の洗浄、掃除、翌朝のシフトスタッフに向けた申し送りのまとめなどを行います。 「ネイリストの勤務体系」のところでも触れましたが、予約が多かった日には閉店後に事務作業などの残業を行ったり、新人の間は閉店後にサロンに残って練習をしたりすることもあります。
お客さんにストレスを与えずスムーズに施術できるよう、予約状況や施術内容などの確認・整理を行います。また、上でも少し触れましたが、お客さんに参考にしてもらうための見本ネイルチップの制作や用具の発注、各種の事務作業なども、サロンを運営していく上では必須の業務。業務とは異なるかもしれませんが、閉店後の自主トレーニングもよく行われています。
ネイリストの仕事を大きく分けると「ネイルケア」「カラーリング」「ジェルネイル、ネイルアート」の3種類になります。
「ネイルケア」とは、爪の健康を保つための施術。長さを整えたり、表面をぴかぴかに磨いたりします。
「カラーリング」とは、爪に色を塗ったりジェルを塗ったりする作業で、「ネイルアート」とは、爪にシールやアクリルカラーなどの装飾を施す作業です。
最近では、ネイルを立体的に仕上げる「3Dアート」、ゴージャスなデコレーションが特徴の「ラインストーン」など、トレンドに応じた様々な技法が誕生しています。