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ジェルネイルが熱いのはなぜ?

ジェルネイルは実際どのくらい熱いのか

硬化熱とは?

ジェルネイルは、ジェル状のネイルカラーを塗り、UVライトやLEDライトに当てることで硬化させます。その際、ジェルと光が化学反応を起こして硬化し、熱が発生するのです。この熱を「硬化熱」と呼んでいます。

ジェルネイルを硬化させるためにこの化学反応は必須なので、基本的に硬化熱の出ないジェルネイルはありません。ライトに当てた時に熱くても、ジェルネイルの異常ではないので安心してください。

硬化熱の温度

では実際、硬化熱がどのくらいの温度かというと、ピーク時で60〜65度に達するという独立行政法人国民生活センターのテスト結果があります。人の皮膚は60度なら10秒、70度なら1秒でやけどすると言われているため、爪の上でもピーク時の温度でやけどの危険性はあります。

特に爪が元々薄い人は熱いと感じやすいため、硬化の際には注意してください。

※参照元:独立行政法人国民生活センター「硬化時に発熱してやけどを負ったジェルネイル」https://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20180906_3.html

熱さを避ける方法

熱さを感じやすいのは?

ソフトジェルよりハードジェルの方が熱くなりやすいので、熱く感じやすい人はソフトジェルの使用をおすすめします。

また自爪が薄い人も熱さを感じやすいため、その場合はジェルを厚めに塗ることを避けましょう。特にトップジェルは熱さを感じやすいので、ベースジェルやカラージェルを塗らずにトップジェルだけで仕上げる時には注意してください。

熱さを緩和するには

ベースジェル、カラージェルを薄めに何度か塗り重ねることで、トップジェルの熱さを緩和することができます。

トップジェルで厚さを出す場合にだけ熱いと感じる場合は、

ベースジェルの方を厚めにしてトップジェルは最小限で仕上げてみましょう。

また、ライトが強いと化学反応が強く硬化熱が出やすくなってしまいます。ライトへいきなり手を入れず、まずは漏れている光に当ててから少しずつ入れたり、数秒入れては出したりするなど、少しずつ硬化させるようにしてください。

ペンライトタイプのライトを使うと、ライトとの距離を調節しやすくなります。ただし、少しずつ硬化させるため、照射時間は長くかかります。

正しい技術はネイルスクールで学べる

ジェルネイルは、美しく仕上げる技術だけでなく、ネイル材料学化学、理論など学ぶべきことがたくさんあります。知識がなければ、自爪を傷めたり、トラブルの原因となったりするので、正しい知識を身につけることが大切です。

ネイルスクールでは、資格取得やネイリストになるための知識や技術を学べます。爪の構造やネイルの種類、それぞれのメリットやデメリットなど、さまざまなことが学べるので、正しい技術や知識を身につけて、健康で美しいジェルネイルを楽しみましょう。