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現役のネイリスト3名に、ネイルスクール時代からネイリストになるまでの体験談をたっぷり語ってもらいました♪これからネイルスクールに通おうと思っている方、ぜひチェックしてみてくださいね♪
まず結論からいうと、「ネイリストを目指すには、年齢は関係ない」といえます。そのため、「私の年齢から目指してもいいのかな…」と悩んでしまう必要は全くありません。
ネイルに関する検定の受験資格には、「義務教育を終了していれば誰でも受験が可能」とあるため、中学を卒業さえしていれば、その後の学歴や年齢に制限はありません。20代でも50代でも、それ以上でもネイリストを目指すことができるのが、ネイリストの大きな魅力であるといえるでしょう。実際のスクール受講生も10代から50代と非常に幅広くなっているところが多いようです。
ただし、ネイリストは同じ姿勢で作業を続けること、目を酷使するという面から長時間の作業が辛く感じる場合があるかもしれません。年齢を重ねると特にこのような面が辛い場合もあるかもしれませんが、逆にこの部分をクリアして50代でも活躍しているネイリストの方もいますので、年齢は気にせずにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ネイリストとして働くためには資格は必要なく、国家資格も存在していません。ただし、どの程度の技術を持っているかを示すための民間資格はあり、多くのネイリストがこの資格を取得しています。そこで、ネイリストを目指すなら知っておきたい民間資格についてご紹介します。
JNEC(公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター)が運営する検定試験となります。ネイル検定としての歴史は非常に深いため、毎年6万人ほどが受験。ネイリストを目指す人にとっては非常に重要な検定であるといえるでしょう。
検定は1級・2級・3級の3段階に分かれており、1級が最も高いレベルとなります。初めは必ず3級から受験し、合格すると次の段階の受験資格を得られます。
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会)が運営している、ジェルネイル技術に関する検定試験となっています。近年はジェルネイルの施術を行うことが非常に多くなっていますので、ネイリストとして働きたいと考えている人にとっては必須の資格といっても良いでしょう。
初級・中級・上級の3段階となっていますが、こちらの資格もまずは初級からの受験となり、合格すると次の段階の受験資格を得られます。そのため、これから受験する場合にはまず初級の取得を目指すことになります。
スクールなどに通い資格を取得するまでの期間は、例えば「ネイリスト技能検定3級+ジェルネイル検定初級」を目指す場合には3ヶ月程度となっています。
ただし、ネイリストとして働くことを考えると、ネイリスト技能検定2級以上を持っておきたいといわれています。そのため、「ネイリスト技能検定2級+ジェルネイル検定初級」の組み合わせで資格取得を目指す場合には半年ほど必要でしょう。ただし、ネイリスト技能検定2級を受験するには、まず3級に合格しておく必要があるため、試験のスケジュールを見ながら勉強・練習をしていきましょう。
ネイリストとして働く場合、経験は不要で未経験からスタートできるサロンもあります。
ただし、サロンに就職してからスムーズに接客ができるように、例えばネイルサロンでアルバイトをして経験を積んだりすることは、のちのち非常に役に立つでしょう。また、アルバイトが難しいようであれば、友達など周りの人に練習台になってもらうのも経験を積むという意味ではおすすめ。得意な柄だけではなく、友達からリクエストをもらいながら希望通りに施術ができるように練習しておきたいものです。
また、ネイルスクールに通う場合には、実際に現場で活躍しているプロから直接技術を学べます。現場で役立つ知識や技術を身につけられますので、スクールで学ぶことはネイリストへの近道。さらに、現場での実習を経験できるネイルスクールもありますので、サロンで働く前に経験を積む、という意味でもネイルスクールは非常におすすめであるといえるでしょう。
ネイルスクールに通うには、もちろん学費が必要です。その学費は、スクールによって大きく異なるのが実情ですが、一般的に「1年間で50万円〜100万円」となっているところが多いようです。もちろん、どのレベルまで資格取得を目指すかといったところでも費用は変わってきます。
とあるネイルスクールの場合を挙げると、「JNECネイリスト技能検定3級+JNAジェルネイル技能検定初級」を目指すコースでは約29万円、「JNECネイリスト技能検定2級・3級+JNAジェルネイル技能検定中級・初級」取得を目指すコースでは約38万円、「JNECネイリスト技能検定1級・2級・3級+JNAジェルネイル技能検定上級・中級・初級」取得を目指すコースであれば約68万円という受講料になっています。
このほか、入学金等が必要になってくることもあります。またスクールによっては受講料から割引を行ったりしていますので、実際の費用は各スクールに問い合わせてみましょう。
ネイリストになるためには、道具代や消耗品、材料費についても考えておく必要があります。例えばキューティクルニッパーやジェルネイル用のライト、筆、ポリッシュ、ジェル、スカルプなど、かなり多くの道具や材料を揃えなければいけないことに驚く人もいるでしょう。
スクールに通っている場合は、スクールで指定されたものを購入できます。一般的には受講料とは別になっていますが、全て揃えた場合20万円ほど必要なケースもあるようです。
また、覚えておきたいのが「道具は使ううちに劣化してしまう」ということ。キューティクルニッパーや筆などは使えば使うほど劣化します。劣化してしまったものを施術には使えませんので、随時交換を行わなければならないという点も考慮しておきましょう。
ただし、スクールの中には、道具は貸出無料だったり、授業で使用する消耗品は無料、としているところもありますので、費用に関するところをしっかりチェックしておくことをおすすめします。さらに、学校指定のものを割引価格で購入できるケースもあります。
ネイリストとして資格を取るからには、いずれ独立して自分のサロンを持ちたいと考えている人も多いでしょう。しかし、開業するためにはどの程度費用が必要なのでしょうか。ネイルサロンの形態には「店舗型のネイルサロン」と「自宅型のネイルサロン」の2種類があります。それぞれについてどの程度の費用が必要になるのかをみていきましょう。
まず「店舗型のネイルサロン」は、サロンのための物件を用意して開業する方法です。この場合は、一般的には200万円ほどが必要資金といわれているようです。
費用の内訳は、「店舗の家賃」「内装工事費」「家具代」「ネイル用品代」「宣伝広告費」といったものが必要になります。さらに、自分一人ではなく従業員を雇う場合には人件費もかかってきます。何にどの程度の費用をかけるかによって、トータルで必要な金額は変わってきますので、工夫ひとつで費用を抑えることも可能です。
「自宅型のネイルサロン」は、今住んでいる自宅の一部をネイルサロンとして使用する方法です。個人の場合はこの形態で開業する人が多いかもしれません。この場合は、改めて家賃を用意する必要はありませんし、内装工事をすることもありません。「施術用の机と椅子」、「ネイル用品一式」があれば開業が可能なので、およそ30万円程度が一般的とされています。
ただし、宣伝のために広告を出すといった場合は、その費用も考慮しておくことも必要でしょう。ただし、自宅をサロンとして使用する場合、不動産によってはNGという場合もありますので、あらかじめ確認しておいてくださいね。
ネイリストを目指すには、大きく分けて「ネイルスクールに通う」「通信講座で学ぶ」という2種類の方法があります。レッスン内容や費用面などを比較しながら選ぶことになりますが、おすすめはネイルスクールに通うこと。 その理由は、資格取得がスムーズに進む可能性が高い、という点が挙げられます。ネイルスクールの中には、「合格保証制度」を設けていたり、自分が苦手な部分を集中的にレッスンしてもらうことが可能なので、確実に合格を目指せます。知らないうちについてしまった自分の癖や、苦手な部分を分析するのはとても難しいため、周りの人に見てもらいながら練習していくことが上達の近道であるといえます。
また、スクールではサロン実習で経験を積むことができたり、卒業後に提携サロンを紹介してもらえたりするなど、さまざまなメリットがあります。何より、講師は現場で活躍しているプロのネイリストというケースが多いため、現場で活かせる専門的な技術を磨けるのは、将来を考えたときにも大きなメリットがあるでしょう。
ネイリストとして働く上では、もちろん資格を取得しておくことは大切です。しかし、プロの技術に接して自分の腕を磨いたり、しっかりと道具を揃えるという点もネイリストになる上ではおろそかにしてはいけません。ネイルスクールであれば、そのような心構えもしっかりと教えてくれるため、技術はもちろん「ネイリストとして必要なこと」も学べるはずです。
近年ではジェンダーに対する意識の高まりから、今までは「女性のもの」というイメージが強かった美容という分野に興味を持つ男性が増えています。
ネイルについても同様で、最近では男性のネイリストも徐々に増えてきている傾向にあります。
男性ネイリストは女性ネイリストに比べてどのような強みや弱みがあるのか、また男性はどのようにしてネイリストになるのがオススメかなどを紹介していますので、ぜひチェックしてみて下さい。
ネイリストになるにあたって、年齢などの制限はありません。
技能を測るための資格などはありますが、ネイリストを名乗るために必要な国家資格もありません。
そのため多くの人がさまざまな働き方でネイリストを続けており、主婦の方も例外ではなくネイリストになることが可能です。
どのようにしてネイルについて学べばよいのか、また独立開業はどのようにして考えればよいのかについて紹介していますので、ぜひ参考にチェックしてみて下さい。