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ネイリスト検定のモデルハンドの使用について

これまで、ネイリスト検定はハンドモデルを帯同して受験するのが一般的でしたが、2023年10月より認定モデルハンドを使用しての受験が可能となっています。

そこでこちらの記事では、ネイリスト検定で使用できる「JNEC認定モデルハンド」の概要や試験で使用できるメリットなどについてまとめていますので、これからネイリスト検定を受験しようと考えている方、ネイルの資格を取得したいと考えている方などはぜひチェックしてください。

ネイリスト検定で使うJNEC認定モデルハンドについて

「JNEC認定ラベル」が貼付されている「JNEC認定モデルハンド本体」と、「JNEC認定ネイルチップ」「JNEC認定ルースキューティクル」の一式を「JNECモデルハンド」と呼びます。

これまでは、トレーニングハンドを使用して受験できる試験はネイリスト検定1級のみとされていたため、そのほかのネイリスト検定2級と3級の試験においてはハンドモデルを帯同する必要がありました。しかし、2023年秋期のネイリスト検定より、全ての級においてJNEC認定モデルハンドを使用した受験が可能となっています。ただし、試験ではJNEC認定モデルハンド以外のトレーニングハンドの使用はできません。

第1期認定モデルハンドには、ハンド右手、ハンド左手、ネイルチップ10指付(2つ)、キューティクルシール50指付、両面テープ20指付、取扱説明書がセットになっています。より詳細の情報を知りたい場合は、下記の参照元をご確認ください。

参照元:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター公式HP「2024年秋期ネイリスト技能検定試験(10月)」
(https://www.nail-kentei.or.jp/pdf/youkou_01.pdf)

JNEC認定モデルハンドが使用できるようになるとどうなる?

JNEC認定モデルハンドを全ての級で使用できることになり、試験の際に「ハンドモデルを帯同する」または「モデルハンドを使用する」の2通りの方法から選択ができるようになりました。どちらを使用するかは、試験を申し込む際に選択します(申し込み後の変更不可)。また、受験料についてはどちらを選んでも変わりありません。

ただし、モデルハンドを使用できるようになったことで、これまでの試験から変更が生じています。試験を受ける前に規定や注意事項を必ず確認しておいてください。

ネイリスト検定でJNEC認定モデルハンドの使用が認められた理由

これまでハンドモデルの帯同が必要だったネイリスト検定において、JNEC認定モデルハンドの使用が認められたのは、「モデル探しの負担を軽減する」「実技を重視するため」といった理由からです。ここでは、これらの理由について解説していきます。

モデル探しの負担軽減

ネイリスト検定を受験する場合、技術を磨くのも非常に重要であることはもちろんですが、モデル探しが負担となるケースもありました。さらに試験前に無事にハンドモデルを見つけられたとしても、何らかの理由により試験直前に急にキャンセルになってしまう、試験当日に遅刻してしまうなど不安要素もありました。

モデルハンドを使用できれば、受験生誰もが同じ条件で試験が行えるようになります。ハンドモデルを探すという作業が不要になりますし、キャンセルや遅刻に対する心配も必要なくなりますので、不安なく試験を受けられます。

実技を重視するため

ネイリスト検定に合格するには、当然ネイルケアの技術も向上させる必要があります。ただし、ハンドモデルの場合はネイルケアの練習ができる指が限られています。練習を重ねる度にネイルケアを行える箇所が少なくなってしまうため、練習回数がどうしても限られてしまうという問題がありました。

しかし、モデルハンドを使用すれば何度でもネイルケアの練習が可能になります。練習できる指がない、ということでケアの練習量が不足してしまうことがありませんので、技術向上が期待できます。

より試験を受けやすい環境が整えられてきている

JNEC認定モデルハンドが試験に使用できるようになった、という点についてご紹介してきました。試験を受ける場合には、各級の試験要項を確認しておくことは必要ですが、モデルを探して連れてくる負担が減ったため、検定対策をじっくりと行える環境になったといえます。

ネイルスクールへの通学や資格の取得を検討している方は、ぜひチェックしておいてください。