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2級について

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ネイリスト技能検定試験
2級について

ネイリスト技能検定2級とは

ネイリストとして就職、自分のネイルサロンを開くなど、実務としてネイルを行うために最低限必要になるのが、ネイリスト技能検定2級です。3級の時と同様、実技試験と筆記試験があり、より専門的な知識と、ネイルの技術を求められます。

一年間に受験できる回数は4回(1月、6月、7月、10月)あり、検定月の2ヶ月前から約1ヶ月間が申込期間です。合格率は全国平均40%程度と、3級の時よりも大幅に下がります。筆記、実技ともに準備や対策などをしっかり行いましょう。

ネイリスト技能検定2級の試験内容

実技試験の内容(合計100分)

事前審査(10分) テーブルセッティング&消毒管理
モデルの爪の状態
実技前半(35分) ネイルケア
実技後半(55分) チップ&ラップ
カラーリング
ネイルアート

筆記試験の内容(合計35分)

出題形式 択一問題
マークシート
出題内容 ネイルの歴史
衛生と消毒
爪の構造(皮膚科学)
爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)
ネイルケアの手順
リペアの種類及びチップ & ラップの手順
その他実践的施術全般
プロフェッショナリズム、ほか
出題言語 日本語北京語韓国語英語

採点基準

チェックポイント テーブルセッティング&消毒管理
モデルの爪
ファイルストローク
ラウンド 仕上がり
メタルプッシャーの使用方法
ニッパーハンドリング
クリーンナップ/仕上がり
カラーリング(ライン取り、表面、色むら)
チップ&ラップ(チップ及びラップの装着)
チップ&ラップ 仕上がり
ネイルアート
全体の仕上がりとサロンワーク

合格ライン

実技試験 50点満点のうち38点以上
筆記試験 100点満点のうち80点以上

ネイリスト技能検定2級の試験の注意点

問題数も増え、難易度も上がる筆記試験

2級の筆記試験は3級の時よりも、内容は同じでもより正確な回答を要求されます。リペアとチップ&ラップに関する知識、およびプロフェッショナリズムに関する問題が加わり、接客業に不可欠な、社会人としての態度や上質なサービスを提供できる知識を問われます。マークシート式ではありますが、穴埋め問題が増え、時間も5分長くなりますので、曖昧な記憶違いなどに注意しましょう。

作業工程も採点対象になる

2級の実技試験では、カラーリング、ネイルアート、チップラップをそれぞれ別の指に行うよう指定されます。試験要項はしっかり読んで、どの指に、どういう施術をおこなうのか、確認しておきましょう。

2級では、ポリッシュカラーは赤、ピンク、ナチュラルスキンカラー、パールホワイトの4種類の中から1色が指定されます。こちらも受験要項に書かれていますので、受験要項は隅から隅まで熟読することが大切です。配点についてもチェックし、高い配点の項目を確実にとるようにしましょう。

ネイルアートに関しては、指定ポリッシュ以外の色をベースに使用することが条件なので、早合点しないようにしてください。アートの項目は一つしかないので、アートにこだわりすぎて、他の項目が雑にならないようにしましょう。

カラーリング、ネイルアート、チップラップの各施術については、サロンワークで通用する完成度を目指すことはもちろん、施術工程の手際の良さも採点されます。モデルの手の扱い方や、道具の配置や適切な使用、制限時間内の完了などに気を配りましょう。

ネイリスト技能検定2級の試験対策

モデルや道具の準備を丁寧に行う

2級合格への対策は、事前準備がカギともいえます。モデルの手指のケアや準備は一朝一夕では行えないので、2~3か月前にはモデルを決定し、当日に向けてケアをする必要があります。本番一週間前を切ると、モデルの手指のお手入れをすることができなくなりますので、それまでにあるていど完成に近いラウンド型に整えておきましょう。

実技試験では、ネイルの仕上がりだけでなく、施術工程も採点対象になります。カラーリングやチップラップを時間内に効率よく、美しく仕上げる手順の練習などは、短時間でも毎日やる方が効果があります。自己判断で満足せず、仕上がりを第三者に見てもらうことはとても大切です。実際にサロンで働いているプロや、ネイルスクールの講師に見てもらえるのが望ましいですね。

用具の見直しや知識の不足を補う講座なども有効

最後に、使用する道具や溶剤についてですが、3級の試験時に使用していたものや、スクールで最初に配布される初心者用のニッパーなどは見直したり買い替えたりすることも検討したほうがいいでしょう。プロフェッショナルが使用するニッパーは切れ味やキューティクルの処理も格段の違いがあります。技能検定2級以上は、サロンワークとして通用する知識とテクニックを求められますので、自力学習のみでは合格は難しくなってきます。正しい知識と、正確な技術を専門的に学んで受験することをおすすめします。

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